フリーランスのエンジニアには、主に在宅型と常駐型の2つのタイプが存在します。在宅型というのは、文字通り家や自分専用のオフィスを構えて、その環境下で仕事をこなす働き方です。
一方、常駐型は、クライアントである企業などのオフィスに出向き、そこで仕事をするタイプの働き方を指します。在宅型と違って、直接クライアントと接することから、求められるスキルもやや異なるのが特徴です。
まず第一に、常駐型として働くフリーランスには、高いコミュニケーション能力が求められます。基本的に、企業のオフィスに常駐し、その企業のIT部門の社員などと日々ミーティングをしながら業務をこなすことになるため、彼らと円滑にやり取りができなければ仕事になりません。
1人で黙々と働くことを好む性格よりも、多くの人と触れ合える社交的な性格の人の方が、常駐型のフリーランスに向いているといえるでしょう。
第二に、常駐型のフリーランスとして活躍するためには、できればプロジェクトマネジメントのスキルを備えておくことが望まれます。必ずしもプロジェクトマネージャーを任せられるわけではないものの、企業におけるシステム案件の多くは、プロジェクトを組んで進められるケースが多いです。
プロジェクトの進め方を熟知しておくことは、スムーズに業務を行ううえで非常に重要となってきます。なお、プロジェクトマネージャーを務める場合には、高額の報酬を期待することもできるでしょう。